アクリル積層の組み立て方(接着剤)

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ここからは接着剤を使うのでやり方を一通り見て、全体の内容を把握してからガイド通り組み立てて下さい。
一度やり方を覚えれば問題なく行えますが、初めての場合は慎重に行う必要があります。



ボトムプレートにM2 5mmネジを使ってスペーサーを固定します。
キットによっては黒色ではなく銀色が入っていることがあります。
キット内に入っている中くらいの長さのネジを使用してください。

トッププレートの裏面の保護紙を剥がします。

ミドルプレートは両面の保護紙を剥がします。

フレームプレートは2枚ありますが、1枚だけ使用し、ミドルプレートに接する面の保護紙を剥がします。


フレームプレートをボトムプレートに重ねます。
写真ではスペーサーにネジがついていて両面ネジが付いてますが、実際にはボトムプレートのみです。

キーボードによっては裏表が同じ様に見えても、実際には微妙に違うので注意してください。

向きが違うので下の真ん中の穴がちゃんと入らない。

ひっくり返すと素直に入る。



ミドルプレートも重ねます。



トッププレートとミドルプレートを重ね、メインプレートにスイッチを適当につけ、3枚を重ねた状態でマスキングテープで固定します。

スタビライザーがある場合はメインプレートを入れてスタビライザーを付け、ちゃんと動作するか確認してください。
動かない場合は、もう一度貼り直ししてください。

固定したマスキングテープの一部を外し、ボトムプレート側に付いているミドルプレート、フレームプレートをメインプレート側に動かします。
写真のようにボトムプレートとフレームプレートの隙間にマスキングテープが入るように貼ります。


メインプレートとフレームプレート間に目視出来る隙間がないように全体的に貼っていきます。
この際、固定しているプレートがずれない様に、少しずつ剥がしてはプレートを移動させてマスキングテープは貼り直します。
またマスキングテープがスペーサーに当たらないように貼ってください。
貼り終えたら、ボトムプレートを外します。
これでトッププレート、ミドルプレートとフレームプレートが固定されました。
ボトムプレートからスペーサーを外します。
M2 5mmネジは後ほど使うので無くさないようにしまっておいてください。



外し終えた全てのスペーサーの片側にM2 3mmネジを取り付けます。
スペーサーの中に接着剤が入り込まないように蓋をします。

接着が溢れてしまっても大丈夫なようにビニール袋など敷き、接着剤用容器に接着剤を入れます。
容器はキット毎に異なりますが、使い方は同じです。


一回一回接着剤をつける前にちゃんと入るか確認してから、接着剤をつけください。
穴にはミドルプレート、フレームプレートの2枚が重なっているので、入れる時に引っかかることがあります。
しっかりと押し込んでください。

アクリルの加工具合で手ではなかなか入らないことがあるかも知れません、そういった時は棒やすりなどで削って下さい。


スペーサーのもう片方にM2 16mmネジを手で軽く入れ持ち手にし、スペーサーの半分くらい接着剤に漬けます。
持ち手にするだけなのでネジをキツく入れる必要はありません。
引き上げると接着剤が垂れるくらい少し多めに付いているので、スペーサーを容器に軽くコンコンと当てて余計な接着剤を落とします。


接着剤にもよりますが、スペーサーを穴に入れたら30秒から1分くらいそのままにしておきます。
他の穴も同じようにやっていけば、M2 16mmネジが足りなくなる頃には固まっていると思います。
足らなくなったら固定しているスペーサーからM2 16mmネジを取って残りも同様にやっていきます。

全て取り付けたら、接着剤を使った作業は完了です。

他の部材に接着剤が付かない様に、ここですぐに接着用容器とビニール袋を捨てて、接着剤も仕舞ってください。


フレームプレートの保護紙を取ります。


メインプレートを入れます。
ボトムプレートとメインプレートの間に隙間があるため、スイッチを嵌めます。
写真では一部だけですが、全て取り付けてもいいと思います。

残響音低減

お好みでメインプレートのソケットにマスキングテープを貼り付けます。

シリコンシートがキットに付属してる場合はボトムプレートにシリコンシートを付けてください。
ご自身で行いたい場合は1.5mm厚程度のものを使用してください。

ベースフレームを付けない場合

コンスルーを使用するしたり、高さを抑えたい場合はベースフレームを付けないで使用します。
ボトムプレートともう1枚のフレームプレートの保護紙を外します。
フレームプレート同士を重ね、その上からボトムプレートをM2 5mmで固定します。

ベースフレームをつける場合




ボトムプレート、ベースプレートの保護紙を取ります。
ベースプレートを重ね、ベースプレートの取り付け用ネジがある場合はM2 16mmネジとM2ナットを使って固定します。
もう1枚のフレームプレートの保護紙を外します。
フレームプレート同士を重ね、その上からボトムプレートを重ねます。
ボトムプレート部分のネジ穴をM2 5mmネジ、ベースプレート部分のネジ穴をM2 16mmネジを使って固定します。

ゴム足
大体の場合は大丈夫だと思いますが、アクリルは柔らかく一定の厚さではない(±0.2〜0.3mmくらい誤差が出る)材質のため、何層も重ねた状態でネジで締めると、板の厚みやネジの締め具合で少し歪みが出る場合があります。
そのため、黒いゴム足は高さ調整のために一回剥離紙を取らないで入れてガタつかないように場所を調整し、確認してから貼り付けて下さい。
ゴム足をつけたら組み立て完了です。

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