NumNum Bentoの作り方

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PGA2040版はこちら

キット内容

トッププレート … 1枚
メインプレート … 1枚
ボトムプレート1 … 1枚
ボトムプレート2 … 1枚
RP2040-Core-A … 1個
Kailhスイッチ用PCBソケット … 14個
トラックパッド … 1枚
トラックパッド用プレート … 1枚
トラックパッド高さ調節プレート … 1枚
RKJXT1F42001 … 1個
RKJXT1F42001用ノブ … 1個
RKJXT1F42001用カバー … 1個
フレキシブルフラットケーブル … 1本
M2スペーサー  …  6個
M2ネジ  …  12本
振動モーター … 1個
ゴム足(SJ-P1011) … 4個

自身で用意して頂くパーツ

MX互換​スイッチ … 14個
MX互換​キーキャップ
1U … 10個
1.75U … 2個
1.5U … 2個

必要な工具

はんだこて
はんだ
ニッパー
精密ピンセット(先曲がりタイプ)

LEDの取り付け

LED取り付け

ソケットの取り付け

ソケットの取り付け

RP2040-Core-Aの取り付け


RP2040-Core-Aの取り付け
写真のように半田してください。

動作確認

ファームウェア
NumNum Bento

ソースから作りたい方
NumNum Bento

GPK RC用の機能をVIALのコア部分に追加してるので、GPK RCを使いたい場合はこちらのフォークリポジトリを使用してください。
ここの部分に関しての質問は受け付けないのでよろしくお願いします。
https://github.com/darakuneko/vial-qmk (gpk_rcブランチ)

以降はキーボードからQK_BOOT(VialなどではRESET表示)ボタンを押すとマスストレージモードになります。
ファームウェアの更新や設定のリセット後、カーソル移動など動作がおかしい場合はケーブルを抜き差ししてから使用して下さい。

振動モーターの取り付け

取り付ける前にキースイッチやLEDの動作を確認してください。
トラックパッドが取り付けられてない状態でPCに接続すると認識するまでに数秒ラグがあります。
LEDは初期設定ではSolid Colorになってますが、マウススピードとスクロールステップのアクセラレーションの状態、ポモドーロタイマーの状態に合わせて変化するようにカスタムされた状態になっているので、LED全体が光りません。
全て正しく光るかを確認したい場合はVialでRGB Effectを別のモードへ切り替えて確認してください。



振動モーターのケーブルを半田します。
ケーブルの向きはありません。
振動モーターの保護紙を剥がしメインプレートへ取り付けて下さい。
取り付けないでモーターを動作させるとケーブルが千切れる可能性があります。
DRV2605Lが既に基板に取り付けられている場合はDRV2605Lモジュールを取り付ける作業は必要ありません。

DRV2605Lの取り付け

振動モーターのケーブルをDRV2605Lへ半田します。
振動モーターは向きはありません。
PGA2040の取り付け
次にDRV2605Lを写真のようにシルクに合わせて、PGA2040の取り付けのように細ピンヘッダーを使って半田し、ニッパーで細ピンヘッダーをカットします。

トラックパッドの取り付け


フレキシブルケーブルには向きがりますので、写真の通りに青が上に来るように入れて下さい。
両端のケーブルがちゃんと固定されると軽くケーブルを引っ張っても抜けないはずです。
確認する際は軽く引っ張る程度で大丈夫です。

PCに接続すると振動モーターが初期振動をします。
トラックパッドを触り、カーソルが動くか確認して下さい。

RKJXT1F42001の取り付け


RKJXT1F42001が落ちないようにマスキングテープで仮止めしてから半田します。

動作確認をし問題がなければ、半田を使った作業はこれで終了です。

組み立て

ボトムプレート1

ボトムプレート2

ボトムプレート1、ボトムプレート2のアクリルプレートの保護紙を取ってください。
爪、セロテープや粘着テープを使えば取れると思います。

アクリルプレートに埃や細かい汚れがついている場合

保護紙を剥がしたときにアクリルプレートに埃や細かい汚れがついている場合


メインプレート、ボトムプレート1、ボトムプレート2をスペーサーとネジを使って固定します。
RKJXT1F42001を動かした時にキーボードが傾かないように写真通りにゴム足を縦して上下の四隅に貼って下さい。

ミドルプレート

トッププレート


高さ調整プレートの裏表に両面テープを貼ります。

トラックパッドを高さ調整プレートにググらせてから、高さ調整プレートの片面の保護紙を剥がして固定します。
その際にミドルプレートをガイドに使うといいかと思います。


もう片方の両面テープを剥がし、トラックパッドを取り付けます。

トラックパッドの保護紙を取ります。
トラックパッドに付いている粘着が非常に強いので、将来的にトラックパッド用プレートの張り替えを考慮しておきたい場合は両面テープを上から貼ります。

トラックパッド用プレートを取り付けたら、ミドルプレートを取ります。


RKJXT1F42001用カバーとRKJXT1F42001用ノブを取り付けます。
ノブを入れる時、非常に硬いことがあるのでノブを机などに何かに押し当てて入れてもいいかと思います。
その際、ノブが傷つかないように注意して下さい。

後はトッププレートとミドルプレートの保護紙を剥がしプレートを重ね、キースイッチとキーキャップを取り付ければ完成です!

RKJXT1F42001

プッシュスッチではタップダンスなどが効きません。
単一のキーだけです。
十字キーは制限などはありませんが、タップダンスは物理的に難しいかと思います。

GPK Utility

https://github.com/darakuneko/gpk-utility
トラックパッド、アプリケーション毎にレイヤーを自動移動、ポモドーロタイマーなどの設定が出来ます。
詳しい使い方はREADMEをお読みください。

キーマップの設定変更

このファームウェアはVialに対応しているので、GUIベースでキーマップや設定を変更できます。
Web版
https://vial.rocks/
アプリ版
https://get.vial.today/download/
Vialの詳しい使い方はこちらをご覧ください。

トラックパッド - 1指タップ時の区分け

ジェスチャーキーの対応表


Mouse Speedの加速減速
一度押すとカーソルの移動速度が設定値のn倍、もう一度押すと設定値に戻る
Mouse Accel 2 - 2倍
Mouse Accel 4 - 4倍
Mouse Accel 1/2 - 1/2
Mouse Accel 1/4 - 1/4

Scroll Stepの増加減少
一度の移動行数が設定値のn倍、もう一度押すと設定値に戻る
Scroll Step 2 - 2倍
Scroll Step 4 - 4倍
Scroll Step 1/2 - 1/2
Scroll Step 1/4 - 1/4

使用例
カーソル移動
デフォルトでは素早く移動できるようにしておいて、細かい作業などをしたい時はMouse Accel 1/2 で遅くする。
スクロール
デフォルトでは移動行数少なくしておいて、読み飛ばしたいときなどはScroll Step 2 で早くする。

またスクロール方法は3種類あります
必要に応じて使わけると便利かと思います
https://x.com/daraku__neko/status/1895355340499362224

それでは良い自キーライフを!