Ieneko42Cの作り方

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キット内容

トッププレート … 1枚
ミドルプレート … 1枚
メインプレート … 1枚
ボトムプレート1 … 1枚
ボトムプレート2 … 1枚
トラックパッド … 1枚
トラックパッド用プレート … 1枚
トラックパッド高さ調節用ブロック … 1枚
フレキコネクタDIP化キット … 1個
フレキシブルフラットケーブル … 1本
M2スペーサー 3mm ... 9個
M2ネジ 3mm … 18本
M2ワッシャー … 9個
M2ネジ 3.5mm … 18本
細ピンヘッダ 1x48(PGA2040用) … 1セット(分割されて入っています)
細ピンヘッダ 1x4(フレキコネクタDIP化キット用) … 1セット
細ピンヘッダ 1x4(DRV2605L用) … 1セット
DRV2605L … 1個
振動モーター … 1個
ゴム足(TN-27) … 2個
ゴム足(SJ-P1011) … 2個

自身で用意して頂くパーツ

PGA2040 ... 1個
Kailhスイッチ用PCBソケット … 42個
MX互換​スイッチ … 42個
MX互換​キーキャップ
キーサイズマップをご確認ください。
https://booth.pximg.net/3a4d6577-cfc5-4ca5-92b6-a2b233b974d5/i/4250583/5ab81dc8-0010-4dad-98f0-28daa51a3f49.png

LEDをつけたい方(なくても動きます)
SK6812MINI-E … 42個
WS2812B … 12個

必要な工具

はんだこて
はんだ
ニッパー
プラスドライバー(M2ねじが回せるもの)
精密ピンセット(先曲がりタイプ)
ハサミ
両面テープ(ナイスタック 一般タイプなど通常のものでOK)

LEDの取り付け

LED取り付け

ソケットの取り付け

ソケットの取り付け

PGA2040の取り付け

PGA2040の取り付け

動作確認

PGA2040 動作確認

上記のページに従ってRPI-RP2を表示させたら、RPI-RP2に

Ieneko42C

ファームウェアを追加するとデバイスモードに切り替わりキーボードして動作します。

ソースから作りたい方はこちら

Ieneko42C

以降はキーボードからQK_BOOT(remapなどではreset表示)ボタンを押すとマスストレージモードになります。

ここで一旦、LED、キー入力の動作確認をします。


トラックパッド、DRV2605Lの取り付け


振動モーターのケーブルを半田します。
振動モーターは向きはありません。

写真のようにシルクに合わせて、PGA2040を取り付けたように細ピンヘッダーを使って半田します。
振動モーターは保護紙を剥がし、必ず白い枠内の空いている所に取り付けて下さい。
取り付けないでモーターを動作させるとケーブルが千切れる可能性があります。


写真のようにトラックパッドのコネクタを開いて、ケーブルを入れコネクタを閉じて下さい。
ピンセットを使うとやり易いと思います。
ケーブルには向きがりますので、写真の通りに入れて下さい。


ピンセットで黒いカバーを開いて、ケーブルを入れ指で黒いカバーを閉めて下さい。
黒いカバーは脆いのであまり力を入れずに開けて下さい。
またケーブルも写真の通りに青が上に来るように入れて下さい。
両端のケーブルがちゃんと固定されると軽くケーブルを引っ張っても抜けないはずです。
確認する際は軽く引っ張る程度で大丈夫です。

ケーブルを入れると振動モーターが初期振動をします。
トラックパッドを触り、カーソルが動くかなど確認して問題がなければ、半田を使った作業はこれで終了です。

今後、ファームウェアの更新や設定のリセット後、カーソル移動など動作がおかしい場合はケーブルを抜き差ししてから使用して下さい。

組み立て

ボトムプレート1

ボトムプレート2

ボトムプレート1、ボトムプレート2のアクリルプレートの保護紙を取ってください。
爪、セロテープや粘着テープを使えば取れると思います。

アクリルプレートに埃や細かい汚れがついている場合

保護紙を剥がしたときにアクリルプレートに埃や細かい汚れがついている場合



メインプレート、ボトムプレート1、ボトムプレート2をスペーサー、ネジを使って固定します。
ワッシャーが同梱されている場合はボトムプレート2側にワッシャーを使ってください。
固定後、ゴム足も取り付けて下さい。

ミドルプレート

トッププレート




両面テープを貼る前に白い枠内に半田などのゴミがついていたら取り除いてください。
白い枠内に両面テープを貼り、保護紙を剥がしプレートを重ねます。

高さ調整ブロックにトラックパッドを潜らせて、高さ調整ブロックを固定します。
潜らせる前にトラックパッド固定用の両面テープを貼っておくといいかと思います。

トラックパッドの向きを確認したら固定します。


トラックパッドの付いている粘着が非常に強いので、将来的にトラックパッド用プレートの張り替えを考慮しておきたい場合は両面テープを上から貼ります。

トラックパッド用プレートの保護紙を剥がし重ねれば組み立て作業終了です。

後はキースイッチ、キーキャップをつければ完成です!
キーボードを持ち出す時に高さ調整ブロックだけを持って、キーボードを持ち上げない様に注意してください。


トラックパッドの設定変更


GPK Trackpad Settings
https://github.com/darakuneko/gpk_trackpad_settings/releases
トラックパッドの設定をする時は専用アプリを使用します。
最新のバージョンを使用してください。

Mouse Speed - マウスカーソル速度
Reverse Scrolling Direction - スクロールの上下反転
Scrolling Term - 次のスロールコマンドが発行されるまでの時間
Scrolling Step - 一回のスクロールコマンドで移動する行数
Drag & Drop - Drag & Dropのオンオフ
Drag Mode - Dragモードに移行するタイプ
Drag Term - 1点を押し続ける時間でDragモードに移行する
Drag Strength - 1点を押した強さでDragモードに移行する
Layer move Haptic - レイヤーを移動する時に振動する
HF Waveform Number - 振動タイプ
TrackPad Layer - TrackPad Layerのオンオフ

設定更新のタイミング

1秒に1回、データの変更がないか確認し変更があった場合、キーボードへ更新をかけます。
ですので、タイミングによっては若干のラグが出ることがあります。

キーマップの設定変更

このファームウェアはVialに対応しているので、GUIベースでキーマップや設定を変更できます。
Web版
https://vial.rocks/
アプリ版
https://get.vial.today/download/
Vialの詳しい使い方はこちらをご覧ください。

トラックパッド - 1指タップ時の区分け

ジェスチャーキーの対応表


Mouse Speedの加速減速
一度押すとカーソルの移動速度が設定値のn倍、もう一度押すと設定値に戻る
Mouse Accel 2 - 2倍
Mouse Accel 4 - 4倍
Mouse Accel 1/2 - 1/2
Mouse Accel 1/4 - 1/4

Scroll Stepの増加減少
一度押すと移動行数が設定値のn倍、もう一度押すと設定値に戻る
Scroll Step 2 - 2倍
Scroll Step 4 - 4倍
Scroll Step 1/2 - 1/2
Scroll Step 1/4 - 1/4

使用例
カーソル移動
デフォルトでは素早く移動できるようにしておいて、細かい作業などをしたい時はMouse Accel 1/2 で遅くする。
スクロール
デフォルトでは移動行数少なくしておいて、読み飛ばしたいときなどはScroll Step 2 で早くする。

それでは良い自キーライフを!